先日、富山県の散居村に行ってきました。
散居村とは、田んぼの中に家が一軒一軒散在して建っている集落のことです。
他に岩手県の胆沢平野、島根県の出雲平野を併せて日本三大散居集落と言われますが、中でもこの富山県砺波平野が最大規模だそうです。
それぞれの農家が家の周りに田んぼを作ったことで生まれる散居村。
また、砺波平野の家はそれぞれが大きな木々に囲まれているのも特徴です。
屋敷林と呼ばれ、風雪や日差しから家を守ったり、その材等を家の修繕や生活に使ったりするそうです。
各家が里山林を携えているような感じでしょうか。
また、建物の雰囲気も同系色にまとめられており、このように地域一帯が統一感のあるデザインとなっていることも魅力的です。
世界文化遺産に登録されても不思議ではない、日本の稲作文化が生み出す風景。
このような美しい景観が是非残っていってほしいものです。